当院の診療について

泌尿器科は一般的に受診するのに少し抵抗がある科だと思います。しかし、泌尿器科が治療を行う病気は以下のように多岐にわたります。

• 泌尿器科癌（腎臓がん、尿管がん、膀胱がん、前立腺がん、精巣がんなど）
• 排尿障害（頻尿、尿失禁、尿意切迫感）
• 腎機能低下（貧血、食欲不振、倦怠感、血管石灰化）
• 小児泌尿器科（おねしょ、包茎、腎盂腎炎）
• 尿路結石
• 腎盂腎炎、膀胱炎
• 女性骨盤臓器脱
• 男性不妊、男性機能障害
• 男性更年期障害
• 性感染症

このように、非常に診療範囲の広い科です。それぞれの病気についてはインターネット上にも医療情報が溢れていますが、正確でないもの、情報が極端に偏っていたり、不足しているものが多いのが現状です。

日本泌尿器科学会専門医・指導医、がん治療認定医、腹腔鏡技術認定医の知識と経験を生かして、まずは患者さんのお話しをよく伺い、様々な角度から患者さんの一番困っていること、隠れている病気がないかを推察します。そのうえで、どのような目的で何の検査を行う必要があるかを説明し、納得していただいた上で各検査を行います。検査の際は、痛みのない検査から行い、またほとんどの場合、着衣は着たままで結構です。

行った検査の結果は、正常・要経過観察・要精密検査かどうか、理由を含めて詳しく説明し、患者さんに受診して良かったと思っていただける医療を提供いたします。

検査結果は、すべて電子カルテに集約し、大きなモニターで実際の検査結果・写真を患者さんに見ていただきながら説明いたします。モニター上に正常例・異常例の写真も準備し、それと比較することでどこが異常かをわかりやすく説明いたします。

時間が無く、お急ぎの患者さんには、ご希望に応じて要点のみ説明いたします。

何の検査かわからないまま言われるがままに検査をして、病名もわからず、生活上の注意点もわからないまま、漫然と薬を飲み続けるなどの弊害が緩和されます。不安なこと・気になることがあれば遠慮なくご相談ください。

診察の順番がいつになるかわからない、あと何分待てば順番が来るのか、自分の順番は何番目なのかなどが全く分からない場合、漫然と順番を待つのは苦痛かと存じます。

特に具合が悪い場合、患者さんの負担は大きいかとお察しします。患者さんには受診以外にも予定があるため、イライラするのは当然かと存じます。

少しでも待ち時間が減らせるように、当院では当日予約システム(順番受付け）を導入しています。直接ご来院いただくか、もしくはパソコンやスマートフォンでのご予約が可能です。初めて受診される方でも予約していただけます。

これにより

・診察の順番が近づいてからご来院いただくことで、待ち時間を軽減できる。

（診察の順番までお車内で待っていただいても結構です）

診察の順番が近くなればメールでお知らせすることも可能です (アプリ利用の場合）。

ご希望の方には、お電話でお知らせいたしますので受付にお申しつけください。

当院は商業モール（スーパー、本屋さん、家電屋さん、ファストフード店など）に近接しているため、そちらで診察までの時間を過ごして頂いても結構です。

順番の3番前にはクリニックにお越しください。

・診察までの順番がどこにいてもわかる。

「いったい自分はあと何番目に呼ばれるのだろう」とやきもきしながら診察の順番をお待ちいただくことはかなりのストレスかと存じます。当院では、受付にあるモニターに順番が常に表示されています。またパソコン・スマートフォンでいつでも診察の順番を確認できます。

わかりやすく丁寧な説明を心がけております。そのためお一人の診察時間が長めですのでお待たせすることもあるかと存じます。何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。

会社にお勤めの方や、主婦の方は、あまり受診に時間を取られると業務・家事に支障が出るかと存じます。なるべくお待たせしない、診察順のわかるシステムを導入し、患者さんの予定にできるだけ支障が出ないよう配慮させていただきます。

ご注意；

・丁寧な説明を心がけております。おひとりの診察時間は長めです。何卒ご容赦ください。

・ご予約は当日の順番予約のみです。未来日の予約はできません。

・インターネットによる予約は午前 9:00～12:00 まで、午後 14:00～17:30までです。

(待ち時間が3時間を超えた場合、インターネットでの受付を終了させていただくことがございます）

・診療時間を大幅に超える待ち時間が生じた場合、直接ご来院いただいた患者さんをお断り場合がございます。

・ご自身の順番の3番前にはご来院ください。

・インターネットで順番を取り、順番までにご来院されない場合、先にご来院されている患者さんの最後になります。

・順番がきていなくても、午前中は12:30まで、午後は18:00までに必ずご来院ください。時間までにご来院されない場合、診察をお断りすることがございます。ご協力をお願いします。

・初めて受診される方は、午前 12:00まで、午後 17:30までにご来院ください。

・午前中が混みあった場合、午後に再度ご来院いただくようお願いすることがございます。

・当日の午前中に、当日午後の予約はできません。

・電話でのご予約は承っておりませんが、どの程度混みあっているかはお電話でもお知らせいたします。

泌尿器科は受診するのに抵抗があると感じる方が多くいらっしゃいます。（特に女性の方は抵抗感が強いのではないでしょうか）

泌尿器科に対するイメージとしては、いきなり尿道から固いカメラを突っ込まれる・服を全部脱がされる・いきなり内診をされるなど、事実とは異なるイメージが多いです。受診するのが恥ずかしい、もしくはいきなり痛い検査をされると思っている患者さんも多いです。

泌尿器科診察においては、基本的にはまず尿検査を毎回行います。その後、必要に応じて超音波検査機器でおなかと背中から腎臓、膀胱（＋男性の場合、前立腺）を診察します。超音波検査は、全く痛みはありません。また、検査に際して着衣はそのままのことがほとんどです（前立腺癌の検査である直腸診察以外では、下着を脱いでいただくことはありません）。

超音波検査で膀胱内に異常が疑われた場合は、内視鏡検査（尿道膀胱鏡検査）を考慮します。この内視鏡検査は、尿道から内視鏡を挿入するため、少し痛みがあります（特に男性）。もちろん内視鏡検査をするかどうかは、患者さんと相談して決めますのでご安心ください。当院では、最新型の細く柔らかい内視鏡を導入し、粘膜をなるべくこすらないように愛護的に検査を行うことで患者さんの痛みを極力少なくします。

このようにほとんどの場合、痛みのない検査です。内視鏡が必要な場合でも患者さんと相談し、無理強いはしません。内視鏡検査をした直後でも、通常業務や家事をしていただくことは可能です。

患者さんそれぞれの生活に支障がでないよう適切な検査・処置・投薬を行うことで地域の皆様の健康をサポートし、貢献できるよう努力いたします。